小倉利丸氏によるAPEC横浜宣言批判

APEC横浜宣言について、小倉利丸氏が自身のブログで批判を展開している。

APEC横浜宣言を批判する


APEC横浜の首脳会議が11月14日に終わり、「横浜ビジョン、ボゴール、そしてボゴールを越えて」と題された首脳宣言が出された。

この宣言は次のような構成になっている。

これまでのAPECの歩み
現下の好機と課題
APECの将来
1.我々の構想するAPEC共同体
●緊密な共同体:より強固で深化した地域経済統合を促進する共同体
●強い共同体:より質の高い成長を実現する共同体
●安全な共同体:より安全な経済環境を提供する共同体
2.我々が描くAPEC共同体の構想への道筋
●緊密な共同体への道筋
●強い共同体への道筋
●安全な共同体への道筋
●すべての道筋における前進のための経済・技術協力
APECへの新規参加
結び

全 体の構成は、APEC共同体の構想に大きな比重が置かれ、共同体は、経済統合、高成長、経済安全保障としての機能強化を達成できるものであることという 「目標」がまず設定され、この目標を 達成するためのプロセスについての提案がなされている。しかし、そもそもの前提がボゴール目標を無条件に正しいとみなす自由貿易・ 投資への信仰といっても過言ではないイデオロギーからまったく抜け出せていない。

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http://alt-movements.org/no_more_capitalism/modules/no_more_cap_blog/details.php?bid=96